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理事長挨拶

２００１年　私達パソコン教育事業者の２１世紀は、国家事業として無料ＩＴ講習会が企画されるという状況でスタートいたしました。この無料講習事業は、私たち個々の事業者にとりまして、私たちの教室へ向かう受講生の流れを断ち切ることとなり、今後のＩＴ推進に必ず必要となるはずの多くの同胞が、廃業という苦渋の選択を強いられたことは、誠に残念な結果であると言わざるを得ません。 　このような情勢の中、２００２年　私たちは新たなスタートラインに立つことを許されました。 　このスタートラインに立つまでの道のりは、大変険しいものがございました。当初３、４名の事業者が集まり、現状を打破するにはどうしたらよいかにつきまして議論を重ねましたが、その方策にはずいぶんと紆余曲折がございました。しかし、最初から一致していましたのは、「ひとりではどうにもならない。」「協力して組織作りをしなければ、なにもできない。」という思いでした。その共通した思いから、多くの方に相談に出掛け、多くの方の協力を頂戴し、多くの事業者が集まり、経済産業省様のご理解を頂戴して設立に至りましたのが、私たちの組合「全国パソコン教育事業協同組合」でございます。 　同じ事業者同士の切磋琢磨と、業界全体の協力が自分自身の成長に絶対に必要なものであると私は確信しております。この協同組合の設立を契機といたしまして、まずは一人でも多くの事業者の皆様にご参加いただき、事業者間の緊密な情報交換など、できることから着実に歩を進め、やがて大きな連帯の力によりひとりひとりの事業者が大きく成長できるよう、そんな組織を目指して共にがんばって参りたいと存じます。 　パソコン教室の未来を真剣に考え、私たちがこの国のＩＴ推進の真の中枢となれるよう、たくさんの事業者の皆様のご参加をお願いいたしまして、「全国パソコン教育事業協同組合」設立のご挨拶とさせていただきます。

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